ホルモンの乱れで、下腹部が痛いときに効くツボ☆
2011.10.25
いわゆる生理痛など(更年期障害の時なども)の時、
下腹部(生殖器系)が痛んだときに効くツボのお話をします。
まずは手首に近い所にある、少陰心経の「通里(つうり)」というツボです。
手首の内側、小指側の自分の親指幅1本分肘側のところです。
『少陰心経』自体が、心臓関連の流れなので自律系にも関係する流れなのです。
その中で「通里」は・・・。
「心悸亢進、心臓衰弱、頭痛、めまい、月経過多、子宮出血など」
・・・に効果があるとされている場所です(医道の日本社:鍼灸実用経穴学)。
両方の手首の↑を押してみて、反応(抑えて痛みのある)の出ている側を、
やわらかくのの字を書くように緩めていきます。
それと、以前ホットフラッシュのときにも出ましたが・・・。
足の親指と人差し指の間にある、ケツ陰肝経の「太衝(たいしょう)」(原穴)
というツボも効果が高いです。
肝臓系の症状にも効果があります。
さらに・・・。
「子宮病・精巣炎、これらからくる慢性の症状の腰痛、下腹・側腹の引きつり、足の冷え等、
消化器系の症状として腸仙痛、腸炎、呼吸器系の症状として胸膜炎、肋間神経痛等、
また、目の疾病の症状」にもよく使われるツボです。
「通里」と同様、反応(抑えて痛みのある)の出ている側を、やわらかくのの字を書くように
緩めていきます(医道の日本社:鍼灸実用経穴学)。
最後に・・・。
もし症状が急性のときは、足の太陰脾経の「三陰交」というツボを
しっかり強く圧迫するといいです。
「三陰交」は男女とも生殖器の症状に効果があるとされています。
以上の、2点と1点で痛みが和らいでいきますので、ぜひ皆さんお試しください。
もし、やり方がわからなかったら、上田までお問い合わせください(^_^)