「冷え」を考える!
2011.10.29
整体 上田です。
施術していると、よく「冷え」の話が出てきます。
「冷え」って何ですか?とよく聞かれますが、
私は、その質問に対していつもこのように答えています。
「冷えっていうのは、身体の中に住み着いた空気のような寄生虫ですよ」
というと
たいがいのお客様が「ええっ!寄生虫ですか?」
・・・と驚かれます。
いえいえ、実際にそういう寄生虫がいるわけではありません。
ただ、特質上そういう見方ができると思っています。
私はこれを勝手に『冷え虫』と呼んでいます。
こんな感じ?それとも・・・
う~ん・・・
では、「冷え」はなぜ悪いといわれるのでしょうか?
まず・・・。
体が冷えると、まずは体液である血液が冷えます。
血液が冷えると、血液から作られるリンパ液も冷えてきます。
すると、免疫機能が落ちてきます。
さらに!!!
血液が冷えてくると、体の中の各臓器も冷えて、活動力が落ちてきます。
臓器の活動力が落ちると、当然、さまざまな病気が発症しやすくなります。
もちろん、ガンの発症率も高くなります。
★女性においては・・・★
おなかに冷えがたまりやすいために、便秘や下痢を引き起こしやすくなります。
併せて生理痛がひどくなったり、不妊症の引き金にもなります。
40代以降になると、更年期症状が強く現れたりすることが考えられます。
★男性でも・・・★
精力減退・無精子症、さらには無気力・無関心(うつなど)などの精神的な部分に現れたりしてきます。
男女問わず、消化不良や内臓脂肪の増加、手足のむくみ、心臓への負担も増えます。
ですから、心筋梗塞や脳梗塞などを誘発する一因にもなると考えられます。
「冷え」は自身を守るために、温かさを嫌います。
そしてすぐに冷たい飲み物や、冷やす食べ物を好みます。
温かい部屋に入ると、意外と早く暑がり、汗ばんできます。
・・・でも、内臓は冷えているんですね~
反対に少しでも寒い部屋に入ると、
今度はドンドン体温を奪われますから、極端に寒がります。
ですから、温かさを徹底的に排除して自分がいやすい状況を作っている・・・
こんな感じで・・・・・・・↑
そういう意味では、寄生虫と同じではないかと感じています。
暑がりで寒がりの方は、『冷え虫』が寄生している可能性が高いです(~o~)
では、どのようにすれば、この『冷え虫』を退治できるのでしょうか?
私見ですが・・・
まず、自分がちょうどよいと思っている温かさから、ほんのちょっとだけ温かい環境を作ってみましょう。
それに慣れていくことが大切だと思います。
次にやはり、温かい飲み物、食べ物を摂ることですね。
ビールや氷水などのがぶ飲みは、思い切り内臓を冷やします。
ですから、温かいものを少しずつ獲りこむのがいいと思います。
最後に、下半身の運動、特に太ももを鍛える運動がいいと思います。
半スクワットや太ももの引き上げ運動です。
ウォーキングもいいのですが、太ももの筋肉を働かせるという意味では上の2つの運動も効果的だと思います。
しっかり、汗ばむくらいやることが大切ですね。
これは私の「冷え」に対する考え方です。
以上、整体 上田でした。