赤ちゃんQ&A~指しゃぶりをするのは愛情不足?
2013.03.27
今日は、どの月齢さんのお母さんたちでも、
心配になられて質問されることをブログにしてみました(^.^)☆彡
Q:11か月の男の子の母親です。
指しゃぶりがひどく悩んでいます。
愛情不足だと、指しゃぶりをすると聞いたことがあるのですが、本当ですか?
A:赤ちゃんは、胎児の頃から指しゃぶりをしています。
お腹の中にいるときは、おっぱいを吸う練習をしているともよく言われます。
生まれてきてからは、お腹の中にいるときを思い出すのかもしれませんね。
ですから、乳幼児の指しゃぶりには、まず心を落ち着かせる作用があると言われています。
愛情不足とは必ずしも、関連していません。
この時期の指しゃぶりなら、歯並びへの影響もさほど心配ないので、神経質にならなくても大丈夫です。
もうひとつ、赤ちゃんにとって指しゃぶりは、健やかな発達のサインともいえます。
生後2か月までは、吸てつ反射による指しゃぶりをし、
首がすわる頃からは、口で自分の体を確認するために盛んに手や足をしゃぶりはじめます。
いずれも、発達の段階において自然に表れてくるものです。
伝い歩きできるようになって、行動範囲が広がり、色々なものに興味を示すようになると、
その対象物をまずは口にもっていって、『物』を確認するようになります。
それも大事な発達段階での行為ですので、
誤飲だけはしないように注意しながら、見守ってあげてください。
さらに、歩くようになり行動範囲が広くなると、少しずつ指しゃぶりも少なくなってきます。
ただ、この段階においてちょっとストレスや不安を感じると、指しゃぶりをすることがあります。
その時にお母さんが、無理やりやめさせようとすればするほど、
『指しゃぶり』ができないことにストレスを感じ、グズリが多くなるようです。
その時は、何がストレスや不安の原因なのか、お母さんがよくお子さんを観察してみてください。
心配ならば、「発達心理」を専門にされているカウンセラーの先生に相談されるとよいと思います。