突発性難聴 その1
2015.03.25
最初の発症は、8月の終わりの頃でした。
普通に道を歩いている最中に・・・
「ポンッ!!!」
・・・と、左耳で鳴ったかと思ったら、次の瞬間、耳がふさがれた状態のようになり、
ほとんど、聴こえなくなりました。
「あぁ、難聴かなぁ、なるべく早めに病院行かなくちゃ」
とは、思っていましたが、仕事があったので当日には行きませんでした。
ところが・・・。
次の日になると、まったく聴こえない状態になり、併せて耳鳴りがひどくなり、
人ごみにいると、耳の中で雑音が反響して、おかしくなりそうになりました。
「これは、やばいっ!!!」
近所の耳鼻科に急いで行くと、即検査。
検査結果を見た先生は、しばらく沈痛な面持ちで黙ったまま。
…………………
(その間、やめてっ~! こわいぃぃぃ・・・)
しばらくして、「これは、マズイなぁ・・・」。
「どこか大きな病院に入院して治療しないとダメですね」と。
近所の大きな病院を勧められたのですが、多少遠くても知っている病院がいいと自己判断し、
紹介状を書いてもらいました。
中野のK病院にその足で行ったのですが、
移動中「カーン、カーン」と耳の奥から、金属を鳴らした音、
う~ん、水琴窟?に近い音が定期的になり始め、気持ちが悪くなりました。
K病院に到着し、再検査。
やはり診断名は、「突発性難聴」
しかも、たまたまその日は、金曜日で次の月曜日からしか入院できない、
さらに個室しか空かない。
個室代だけで、なんと1泊、1万7千円!(@_@;)(@_@;)(@_@;)。
(どぉしよ~、高い~・・・・)、
めちゃめちゃ悩みましたが、選択肢がなく個室入院になりました。
その際に先生に言われたのが・・・。
「この病気は難病です。原因が分かっていません。
治療は、5日間の入院中、1日に1回ステロイド点滴をします。
大量に投与するので、どうしても入院が必要になります。
ただ、短期間ステロイドを大量に投与しても、ほとんどの方が副作用がないというデータがありますし、
副作用が出ても、すぐに対応しますので安心してください。
ただし、必ず治るとは限りません。
1/3の方はほぼ完治、1/3は少しよくなり、1/3は治らずそのまま
というデータがあります。
入院後、あまりに予後が悪い方は、
当院では鼓膜に穴をあけ、直接内耳にステロイドを投入するという治療を行います」。
・・・・・・・・・・。
あまりの怖さに、思わず「内耳に直接ステロイド投入って、痛くないですか???」
と、聞いた私に、先生がにこっと笑って一言、
「そりゃあ、痛いですよ」。
その笑顔に、背中がゾクゾクしました・・・・・・(ーー;)?